築150年の重み 実家の古民家は代々家を受け継いできたもので築150年近く経っています。建てられた当初は総檜造りでかなり立派な建物でした。 長い年月が経ちあちこちが傷んできており、定期的なメンテナンスが必要な状態です。建ってから増減築やリフォー…
真ん中の梁 真ん中の梁は太く目が詰まっているのでかなりの重量があります。梁の真ん中にちょうど桁があるのでそこでカットして半分づつ降ろしていきます。 桁を解体していく ここまでは、南北にある梁を解体してきましたが今度は東西にある桁を解体していき…
梁を解体する準備 梁は3本ありますが梁の上に足場があるのでまずは足場を解体していきます。 すべて解体すると道具を置く場所がなくなったりと不便なので西側は残しておき、まずは東側の足場を撤去するためにコンパネを剥がします。 東側の梁を撤去する 桁…
妻軒げたを切断する 今回は東側の妻軒げたをカットしていきます。 こちらも一部足場がない部分なので慎重にいきます。 小屋束ごとにカットしていく まずは真ん中の短い小屋束を抜きます。真ん中なのでそこまで重量がかかっていないので楽にカットできました…
東側の土壁を抜いていく 壁は土壁ですが下半分は土壁の上に板を貼って板張りになっています。 まずは板を貼っていない範囲の土壁を解体していきます。 土壁 土壁の中は柱と柱の間に竹を編んだ竹小舞がありそこに外と内から土を塗りつけ、その上から漆喰で化…
二段目の母屋(もや)を切断する 前回は上から棟木、一段目の母屋までカットしたので二段目をカットしていきます。 北側と南側は足場がないので慎重にいきます。 もやを補助材で支える もやの下に支えるように廃材の垂木を差し込んで固定しておきます。 その上…
建築用語 建築用語がちらちら出てきますので説明しておきます。 桁 棟木と平行にある太い木の部分梁 桁に対して直角に交わる太い木の部分 棟木 一番上の桁母屋 棟木と軒桁の間にある桁 ※今回は左右に2本ずつあります軒桁 一番下の軒を支える桁 母屋(もや)を…
棟木を下ろすためには 一番上の太い木ですが、3m以上ある丸太なので結構な重量があり、一人で持てるものではありません。 まずは棟木をチェーンソーでカットしても落ちないように垂木と垂木に補助材を渡して棟木を支えるようにビス止めしていきます。 小屋…
一層目の瓦をすべて下ろす 屋根は二層構造で、まずは上部の一層目をすべて下ろします。 ただただ、順番に瓦を一枚一枚めくっては内部の足場に積んでいきます。足場に溜まってきたら、まとめて地上におろします。ひたすらそれを繰り返していきます。
母屋と納屋の間 外側からしか下ろせない母屋と納屋の境の瓦も、かなり崩れていて今にも落ちそうだったので、先に下ろしました。 これで納屋の瓦下ろしに着手できます。 普通は瓦を上から順番に下ろしていきますが、今回は足場が外側にないので納屋の内側の足…
安全第一 高所での作業なのでまずは安全第一です。プロの方は安全帯をして高所作業されますが、高所となるとクライミングが想像できたので、色々調べてクライミングギアで安くて安全な物を選びました。
傷みの激しい納屋 とりわけ傷みの激しいのが納屋です。こちらは大昔は牛小屋でした。今は物置として米の貯蔵や農機具や自転車の保管などに使っていましたが、地震で少しずつ壁にヒビが増えてきて、